暖かかったり、寒かったりと不安定な気候でしたがようやく春らしい季節が訪れ、散歩をするのも気持ちの良い日々です。
Instagramでは桜の花の写真がアップされはじめ、いろんな場所の桜が楽しめるようになってきましたね。
皆様おすすめの花見スポットはどこですか?
私は千鳥ヶ淵の桜がイチオシです。
春になりますと衣替えの季節ですので靴修理の依頼も増え始めます。
梅雨時期の雨の日が多くなる季節の前に修理する事で靴が傷んでしまうのを予防できますので、修理するタイミングとしてはおすすめの時期になります。
foot the coacherとは
それでは本日の靴修理をご紹介させて頂きます。
今回メンテナンスさせて頂いた靴は竹ヶ原敏之介さんの手がけるブランド、フット ザ コーチャーのレザーソールです。
竹ヶ原さんはトリッカーズのビスポークを経験なさっており、靴にもトリッカーズらしい雰囲気が出ています。
イギリスの靴が好きな方にはおすすめのブランドの一つです。
foot the coacher修理前
今回の依頼はレザーソールの靴底補強とトップリフトの交換です。
春先は雨の日が比較的多く、レザーソールの靴にとっては厳しい季節です。
ヒールのトップリフトが消耗してヒール本体まで擦れてしまってる状態ですが、ヒールの高さをキープして修理する事が可能です。
ヒールの高さは靴の履き心地に影響しますので、可能な限りヒールの高さは変えないように修理します。
ソールの部分は見た目では痛んでなさそうですが、靴底の中心部分とつま先の部分は消耗してますのでラバーのシートで靴底を補強します。
foot the coacher修理後
ヒールのトップリフトには耐久性抜群の素材を使用して修理しました。
紳士靴のトップリフト修理材として実績と信頼性のある名品です。
これからも無くならないでほしい修理材の一つです。
トップリフトはフルラバーですので、雨の日でも滑りにくく履き心地も若干ソフトになります。
ソール部分はvibramソールを使用して滑り止め効果のアップと靴底の耐久性をアップしました。
磨り減りやすいつま先の部分は地面との摩擦から逃げるようにフラットな加工がしてあります。
雨に弱いレザーソールの靴底には取り入れて欲しい修理メニューです。
【季節の変わり目は必須】靴の栄養補給
冬の季節におせわになった靴をメンテナンスしておくのもお忘れなく!
冬の間は乾燥してしてますのでアッパーも大分カサカサになってる状態です。
そのままにしておくとひび割れや靴の型崩れの原因になります。
この季節の小技は靴クリームを革に飲ませるイメージで靴磨きする事です。
皮革内部までしっかりクリームの栄養成分が浸透すると柔軟になりひび割れなどのトラブルを予防出来ます。
おすすめ靴クリームはドイツ、コロニル社より発売されている1909シリーズです。
浸透力の高いシダーウッドオイルが皮革内部までしっかり浸透しますのでこれまでのクリームとは段違いのしっとり感と艶感が出ます。
磨いた後の美しい仕上がりも長持ちします。
少量で広範囲に楽に塗り広げられますのでとても扱いやすい商品です。
アプリケーションブラシを使用してクリームを塗布すると見違えるように靴が見違える程輝きます。
靴磨きの専門家も高い評価をしてるクリームですので安心してお使い頂けます。
修理内容まとめ
修理箇所 レザーソール補強・トップリフト交換
修理時間 60分から
修理料金 ¥6,000(税込)から
*修理時間は店頭が混雑してる場合はお時間を頂く場合がございます。
*修理料金は靴の状態によって変わります。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。