靴好きなら一度は履いてみたい靴 J.M.WESTON。
100年以上の歴史があるフランスの靴メーカーです。
J.M.WESTONで最も有名なモデルの一つがローファー180。
作りはシンプルなローファーですが、サイズの豊富さがハンパないです。
ローファーは甲の部分とかかとのフィッテイングがとても重要なのでサイズが豊富なのは当たり前の事かもしれません。
私の失敗談を交えて一言
ローファーは購入時のフィッティングで丁度良いサイズを選んでしまうと履き慣れてきた時に緩くなって逆に履きにくくなります。
中敷きを敷いて調整も出来ますが、ことローファーに関してはあまりおすすめ出来ません。
もう一つ有名なモデルはゴルフ。
別名ジャーナリストシューズと呼ばれ沢山歩く方でも信頼のおけるモデルです。
靴底はリッジウェイソールと呼ばれる耐久性があり、滑りにくいソールです。
私が履いた時の感想は、とにかく歩いていて足裏にいやな刺激が一切伝わってこない事でした。
リッジウェイソールのWの文字をあしらった部分で地面からの衝撃を全て吸収しているような感覚です。
新品のレッドウィングを履いた時も似たような感覚はあったのですが、ゴルフは必要な情報はしっかり伝える感じがしました。
歩いていて、もしかして滑るかもという予知能力的な感覚。
そのおかげで雨の日でもしっかり地面を捉えて安心して歩く事が出来ました。
ジャーナリストの方々に好まれる理由が実体験でわかりました。
J.M.WESTONの特徴
J.M.WESTONの靴は靴底を貼り替えて何年も履ける作りになっています。
長く履けるように使われているアッパーの素材もデュプイ社製を採用する等とことん品質にはこだわっております。
普通のアッパーとデュプイ社製等一流タンナーのアッパーはどう違うか?
それは革のしなやかさです。
革のしなやかさは履き心地を左右しますし、ひび割れなどのトラブルも少なくなります。
J.M.WESTONの靴を10年以上履いている方の靴を拝見する事がありますが、未だアッパーの割れもなく履けるのは革の品質に拘っているからですね。
長く履ける靴だからこそ靴底の困った事もごくごくまれに起こります。
それは接着している靴底が剥がれてきてしまう事です。
特に日本のような高温多湿の環境では起こりやすい現象です。
接着した部分が年数が経つと無力化してしまうのです。
ですが、靴底を張り替えられる作りになっていますので再接着する事で履けるようになります。
それではJ.M.WESTON ヨット靴底接着の修理過程を見ていきましょう。
J.M.WESTON靴底接着前
ミッドソールを縫って取り付けてあるタイプでして、メンテナンス性がとても良い作りです。
レッドウィングのアイリッシュセッターも同じ作りです。
縫っている糸にはしっかり松ヤニが効いています。
松ヤニは糸の強度を上げる役割と、防腐の役割、緩んでこないようにする役割があります。
最初に靴底の接着面に付いていた以前の接着剤を紙ヤスリで綺麗に取り除きます。
取り残しがあると接着の強度不足になりますので、丁寧に作業します。
その後、接着剤を満遍なく塗り残しがないように塗っていきます。
そして暫く乾燥していよいよ靴底の取り付けです。
J.M.WESTON靴底接着後
綺麗にばっちり接着する事が出来ました。
サイドのコバの仕上げもオリジナルに忠実に仕上げてあります。
これでお気に入りのJ.M.WESTON履く事が出来るようになりました。
今回ご利用頂きましたお客様、誠に有難うございます。
J,M,WESTON靴底接着まとめ
購入してから暫く期間の経った靴は靴底が剥がれてくる場合があります。
靴底が再利用出来る状態の時は再接着する事で修理出来ます。
靴底が剥がれてお困りの時は一度ご相談下さいませ。
修理内容 靴底接着
修理期間1日から
修理料金 ¥2200(税込)から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。