この記事ではクラークスワラビーのオールソール修理をご案内します。
【カジュアルシューズの定番】クラークスのワラビー
クラークスといえば誰もが最初に思い浮かべるのがワラビーではないでしょうか。
上質な革を使い、モカシンタイプで作られたアッパーは足を優しく包み込み、クッション性に優れたクレープソールがハイテクスニーカーに劣らないような履き心地を実現しています。
クレープソールとは天然の生ゴムで作られたソールで、スポンジ素材とはまた違った履き心地の靴底素材です。
底付き感のない柔らかい履き心地は一度体験するとやみつきになる方もおり、立ち仕事をしている方々に大変人気があります。
筆者も靴修理という立ち仕事をしている関係で、足のトラブルに見舞われた時は、クレープソールの靴底にお世話になり、リカバリーする時があります。
機能性も勿論ですが、クラークスの靴のもう一つの特徴はデザインが良く、履いているユーザーのテンションを上げてくれる事ですね。
靴の作りはとてもシンプルなのですが、適度に絞り込まれたラインがモカシンタイプの靴にありがちなボテッとした感じを打ち消し、上品でお洒落な雰囲気を出してくれます。
キレイめなカジュアルスタイルに合わせやすいデザインですので、大人の休日のファッションスタイルにも合わせやすいのではないでしょうか。
クラークスの靴は定番に近いデザインが採用されているので、流行に左右されずに永く愛用出来るのも嬉しいポイントです。
【クラークス】ワラビーオールソール修理前
大分永い期間愛用されているので、修理前の靴底のコンディションは一番下のアウトソールが磨り減って無くなりかけています。
クレープソールのクッション性を感じられなくなり、歩いていて地面の感触が直に伝わってくるような状態ではないでしょうか。
このくらい履かれた状態ですと、靴底の磨り減りも気になりますが、クレープソールの素材自体が固く硬化してきますので、柔らかい履き心地が得られなくなってきている状態です。
クレープソールの修理すべきタイミングですが、3つほどあります。
1つめは、靴底が大分磨り減って薄くなってきた時です。
2つめは、靴底の柔軟性がなくなり硬さを感じるようになってきた時です。
しばらく靴を履かずに保管しておいて、久しぶりに履こうとしたら靴底が固くなっていたという事があります。
3つめは、靴底にべたつきが感じられるようになった時です。
路面の小石などが靴底に付くようになり、歩く時に不快に感じるようになります。
優れたクッション性のある天然の生ゴムで作られたクレープソールですが、ある程度の期間を経ると定期的にメンテナンスが必要になる靴底の素材になります。
ですが、上記のような症状に靴底が痛んできても新たに靴底を貼り替える事が出来ますのでご安心ください。
【クラークス】ワラビーオールソール修理後
靴底を全て新しい生ゴム(クレープ)で作り替えました。
ミッドソールから全て新しい生ゴムで貼り替える事で、新品の時のような履き心地を再度体験して頂けるようになりました。
新しいクレープソールは弾力に優れ、髙反発素材のような履き心地で、歩く時に少し軽やかな感じがあります。
抜群にクッションの効いた履き心地が得られる理由の一つが、カカトの部分の厚み3cmすべてを生ゴムで積み上げている事です。
クッション性の高い生ゴムを何層にも重ねて靴底を作る事で、歩行時に足にかかる負担を吸収してくれます。
生ゴム素材の靴底は合成素材の靴底に比べて磨り減りやすい面もありますが、足への負担を軽減してくれる大きなメリットがあります。
【クラークス】ワラビーオールソール修理料金と修理期間
修理料金 | ¥16500(税込)から |
修理期間 | 3週間から |
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
【クラークス】ワラビーオールソール修理まとめ
クラークスのワラビーの靴底は磨り減ってきたらもう直す事が出来なくて、そのまま履き続けるしかないと思われている方もいらっしゃいますが、
靴底を綺麗に貼り替える修理をしながら、永く愛用出来る靴となっております。
ワラビーの特徴の一つである、クッション性の高いクレープソールと同じ素材を使用して修理する事が出来ますので、おろしたての時のような履き心地が蘇り、お気に入りのデザインのワラビーを永く愛用していただけるようになります。
お手元のワラビーの靴の修理が必要な時は是非ウィンリペアにお任せください。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。