このページではパラブーツの様々な靴修理事例をまとめてご紹介します。
堅牢な作りのパラブーツは靴底を修理しながら、一生履き続ける事が出来るクオリティを持っています。
ですが、実際どのような修理が出来るのか見たり、聞いたりした事がなければ修理せずにそのままにしてしまう事もあると思います。
パラブーツは靴底を修理して永年履き続ける事で靴のポテンシャルが100%発揮されます。パラブーツの靴の製法には、ノルヴェージャン製法と呼ばれる防水性と耐久性に優れた製法が採用され、靴底を貼り替えながら永年履き続ける事が出来る作り。
履き続ける事で、アッパーや靴の中敷き部分である中底がユーザー様の足の形に馴染んできて、ストレスを一切感じない履き心地の良い靴に育ちます。
それではパラブーツの靴はどのような修理・メンテナンスが出来るのかご紹介します。
パラブーツのオールソール修理
パラブーツのユーザー様よりご依頼を受ける修理で一番多いのが、靴底を全部貼り替えるオールソールという修理です。
靴底を全部新品の靴底に貼り替える為に、修理した後は新しい靴を履いた時のような履き心地を体験出来ます。アッパーはユーザー様の足に馴染んでいる状態ですので、快適さは新品の時よりも上回ります。
では早速修理過程を見ていきましょう。
パラブーツオールソール修理前
靴底の外側と、かかとの外側が磨り減って斜めになっています。
磨り減りにくさで定評のあるパラブーツの靴底もある程度の年数履いていると、靴底の溝の深さがなくなってきたり、一部分だけ靴底の溝が無くなってきます。
そうすると雨の日などに靴底が滑りやすいだけではなく、靴底が路面とアンバランスに接するようになり、歩く時に筋肉に余計な負担がかかり、疲れやすくなったりします。
新しい靴を履いた時は疲労感をあまり感じる事なく気持ちの良い1日を過ごした経験が皆様あると思いますが、それは靴底が消耗していないために正しいポジションで靴を履けていたからです。
スノーボードでも正しいライディングポジションで滑走するとあまり疲れないように、靴も靴底が磨り減っていない状態で履いた時は疲労せず元気に過ごす事が出来ます。
靴底は必ず消耗しますので、定期的に靴底を修理する事は身だしなみを整えるだけではなく、自身の体を疲れにくくする為に必要な事なのです。
ヨーロッパでは病気は予防するという意識が強いのでオーラルケアなどをしっかりする文化がありますが、実は靴底の磨り減りもとても敏感でかなりこまめに修理する習慣があります。靴底の磨り減りが体にどのような影響を及ぼすのか理解している為、ヨーロッパの方の足元は綺麗に整っていますね。
それでは磨り減ったパラブーツの靴底を修理すると、どのように仕上がるのか見て行きましょう。
パラブーツオールソール修理後
今回はvibram1136の靴底でオールソールしました。
vibram1136の靴底は、同じような靴底であるvibram1100と比較して溝が浅く作られていますので、仕上がりがごつくならずタウンユースでも自然にお使い頂けるデザインの靴底です。
靴底の溝こそ浅い作りのvibram1136ですが、雨の日の滑りにくさ、歩行時の安定性は、vibram1100に全く引けをとりません。
パラブーツのオリジナルソールも靴底とヒール部分が一体成形のユニットタイプの靴底でしたので、同じユニットタイプの靴底であるvibram1136で修理する事で違和感を少なく修理する事が出来ます。
パラブーツのユーザー様が拘るポイントである靴底の磨り減り難さですが、vibramソールの中でもトップクラスにすり減り難い1136はきっとお客様の期待に応える事の出来ることと思います。
ちょっとした小話ですが、vibram1136の靴底を靴修理機械で仕上げる時はとても大変なんです。削れにくいので仕上げに時間がかかるのがその理由。それだけ靴底が削れにくい素材で作られているのですよ。
vibram1136の靴底ですが、かかとの部分が磨り減ってきたら、磨り減ったかかとの部分だけ修理する事も可能です。
靴底で一番磨り減りやすいのはかかとの部分ですので、この部分をこまめに修理する事で靴底の歪みを防ぎ、快適な状態で靴を履き続ける事が出来ます。
パラブーツのオールソール修理の料金と期間
修理料金 ¥15000(税抜)から
修理期間 3週間から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
パラブーツオールソール修理実施店舗
店名 ウィンリペア西新井
住所 東京都足立区西新井栄町1-20-1 イトーヨーカドーアリオ西新井店1階
電話 0338862225
営業時間 10時から21時
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
パラブーツオールソール修理まとめ
パラブーツをはじめ、J.M.WESTONなどフランスを代表する靴はお洒落なスタイルでありながら、必要な機能性はしっかり持ち合わせている素晴らしい靴です。
アッパーの品質は勿論の事、消耗品である靴底も妥協のない品質の素材を使用しており履き心地の良さと耐久性を両立しています。
普通の革靴とはまた違った履き心地の為、革靴でもう少しクッションの効いた靴を履きたいとお考えのお客様には是非試して頂きたいと思います。
パラブーツの靴底は今回ご紹介したオールソールという靴底全部を交換する方法の他にもかかとの部分だけ修理する方法、靴底の部分だけ修理する方法などがあり、修理料金も手頃な料金で修理出来ますので、お気軽にご相談ください。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。