この記事ではDannerのオールソール(靴底全交換)をご紹介します。
Dannerの品質の高さは、様々なメディアで紹介されてご存じの方も多いと思います。
品質の高いアッパーは数年履いたくらいではへこたれない作りになっています。
消耗する靴底を貼り替えながら何十年と履き続ける事が出来る素晴らしい靴です。
筆者もDannerの靴を修理する度に欲しくなるほど、随所に男心をくすぐる魅力がつまった靴なんです。
ゴアテックスを最初に靴に採用したのはDanner
1932年創業以来、履く人が困らないように実用性を重視した靴を作り続けてきたメーカーです。
現在では最も理想的なブーツと呼ばれる程で人気があり、日本でもDannerの靴を履かれている人をよく見かけるようになりました。
フルグレインウォータープルーフレザーとデニールコーデュラナイロンを組み合わせたDannerライトは有名ですね。
過酷な環境から足を守るギアとしてブーツは最適なのですが、足全体を包み込む構造は足がどうしても蒸れてしまいます。
自社の靴を履く人が快適になるように常に考えているDannerは、他のメーカーに先駆けて、外側から水の浸入を防ぎ、靴の中の湿気を外に放出するゴアテックスを靴に最初に採用しました。
ゴアテックスを採用した事で一般ユーザはもとより、アウトドア愛好家は待ってましたとばかりに喜んだのではないでしょうか。
これまでブーツといえば全てレザーで作られていたところに、ナイロン素材を採用して靴の軽量化を実現したのですから。
しかも蒸れにくい。
アウトドアや、過酷な環境で履かれるブーツが、靴の中が蒸れずに快適な環境である事は、足の冷えを防いだり、足の皮がふやけて靴擦れを起こしてしまうのを防ぎ、ユーザーの活動を中断させる事なく目的を達成出来るようにする為の重要な要素の一つです。
ブーツでありながらライトな感覚で履く事が出来るDannerの靴は壊れにくく品質が高い事でも有名。
靴底を交換しながら何年も履き続ける事が出来るすばらしいブーツです。
それでは実際に靴底を貼り替える修理はどのように仕上がるのか見て行きましょう。
【Danner】オールソール前
靴底に使われているのは、vibram社のエヴァフレックスソールです。
このソールの特徴は、とにかく軽く、クッション性が抜群な事。
硬い路面を歩いても衝撃を上手く吸収してくれますので疲れにくいソールです。
Dannerの靴底はブーツでありながら疲れにくいようにクッション性に拘っています。
一例を挙げると、Dannerの靴底にはvibram社の製品が主に使われており、擦り減りにめっぽう強いごつめのvibramラギットソールが使われているモデルがあるのですが、Dannerの靴はミッドソール(アッパーと靴底の間に位置するソール)にスポンジを採用していて、硬めの靴底でもクッション性を犠牲にしない靴作りをしています。
ブーツでありながらクッション性がしっかり確保されているのは、Dannerとレッドウィングのアイリッシュセッターの二つが有名かと思います。
クッション性に優れた靴底も履いている内に擦り減り、薄くなり、クッション性が失われてきます。
また擦り減った部分が滑りやすくもなり、歩きにくくなってきます。
歩きにくく感じたら靴底を交換するサイン。
程よく風合いの出てきたDannerの靴底を貼り替えていきましょう。
【Danner】オールソール後
今回は靴底のデザインをカスタマイズしてみました。
最初に取り付けられていたエヴァフレックスソールでも貼り替える事は出来るのですが、今回はビブラム社製のモルフレックスで貼り替えました。
白い靴底が良い感じでアクセントになり、コバの革の色が引き立つようになり良い感じです。
モルフレックスもエヴァフレックスソールと同じようにクッション性は抜群の商品です。
今回のオールソールのように靴底の色などを変えて違った雰囲気に仕上げる事が出来ますので、カスタマイズしてみたい時は遠慮無くご相談ください。
[fbvoicel icon=”https://www.blog-winrepair.com/wp-content/uploads/2019/07/icon_business_woman04.png” name=”お客様”]そういえば旦那の履いてる靴、確かDannerって言ってたわ。気に入ってだいぶ履き続けていて靴底も傷んでいるだろうから今度修理出来る事教えておくわ。[/fbvoicel]
[fbvoicer icon=”https://www.blog-winrepair.com/wp-content/uploads/2019/05/the-staff-who-solves-the-trouble.png” name=”スタッフ”] Dannerの靴でしたら靴底を修理する事で快適に履き続けられるようになりますので、是非お伝えください。愛着のある靴が直るとご主人様もきっと喜ばれると思いますよ。[/fbvoicer]
【Danner】オールソールまとめ
Dannerの靴は機能的でありながら、しっかりした品質の靴ですのでこれから人気が衰える事なく履かれる方も増えてくると思います。
品質の高い靴ですので、靴底を貼り替えながら何十年と履き続けられる素晴らしい靴です。
ユーザーのメリットを考え抜いて靴を作っている誠実なメーカーですので修理しながら永く愛用していただければ幸いです。
[aside type=”yellow”]Dannerオールソール修理期間・料金
修理期間 2週間から
修理料金 ¥12000(税抜)から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。[/aside]
[aside type=”orange”]修理実施店舗
店名 ウィンリペア多摩センター
住所 東京都多摩市落合1-44丘の上プラザ3階
電話番号 0423395045
営業時間 10時から20時
休憩時間14時から15時
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。[/aside]
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。