ここ数年若いビジネスマンの方に人気のあるキャサリンハムネットの靴。
ロングノーズのつま先は、スーツに合わせた時に足元をシャープな印象にします。
細身のパンツに合わせやすいデザインです。
キャサリンハムネットはイギリス発のブランドです。
イギリスのブランドらしく、基本的なスタイルを守りながら、都会的なスタイルの靴を生み出すセンスは流石です。
ストレートチップのトゥーキャップの部分の厚みを無くし、角張ったデザインにするなど、これまでの靴になかったデザインを世に出し、ビジネスシューズでありながら遊び心のあるスタイルを楽しめるようになりました。
オーソドックスなスタイルに物たりなさを感じていたお洒落な男性にとってとても興味深いブランドなのではないでしょうか?
お洒落は足元からだけど靴底のメンテナンスはどうしてる?
ビジネスシューズは殆どの靴は靴底がメンテナンス出来るように作られております。
ですが、どのタイミングでメンテナンスするのが一番良いのか、ユーザー様にお伝え出来ていないのが現状です。
かかとの場合ですと、6mmほど磨り減ったらメンテナンスが必要なタイミングです。
かかとの一番下の部分にラバーのトップリフトと呼ばれる部品が取り付けられておりますが、そのトップリフトの厚さがだいたい6mm程です。
トップリフトの厚さ以上に磨り減ってしまいますと、ヒール本体が磨り減ってしまう事になり、見た目も悪く、雨の日に滑りやすい状態になります。
磨り減ったトップリフトを定期的に交換する事で、歩きやすい状態をキープする事が出来ますので、6mmの磨り減り具合を目安にメンテナンスしてみてはいかがでしょうか?
ですが、忙しいビジネスマンの方は靴のメンテナンスのタイミングが遅くなる事もあります。
そこで少し履きすぎてしまった靴底でもしっかり修理出来る事例を今回はご紹介します。
キャサリンハムネットかかと修理前
かかとの一番下に付いているゴムが磨り減ってヒール本体まで斜めに磨り減っております。
ここまで磨り減りますと、雨の日など滑りやすくて歩きにくかったのではないでしょうか。
かかとの一番下に付いている ゴムの事をトップリフトと呼びますが、このトップリフトが磨り減って無くなってしまうと、ヒール本体の革の部分が、かなり早いスピードで磨り減ってきます。
対摩耗性にすぐれたゴムのトップリフトはヒールの磨り減りを遅くする役割もありますので、磨り減って薄くなってきましたら定期的に交換が必要なパーツです。
ここまでヒールが磨り減ってしまいますと、修理出来ない状態ではないかと思いがちですが、磨り減った部分に革を補充して修理すり事が可能です。
磨り減って斜めになった部分に革を補充します。
ヒールの高さ、ヒールの形に合わせて補充した革を削って整えます。
このように減りすぎた場合でも革を補充して修理する事が可能です。
磨り減ったかかとは、後ろからの見た目が悪いだけではなく、歩行姿勢が悪くなり体に負担がかかる一つの原因になりますので、磨り減ってきたら定期的に修理をおすすめします。
キャサリンハムネットかかと修理後
ヒールに補充した革も着色してからドイツ製のワックスで磨き込む事で新品の時のような状態に戻す事が出来ます。
ヒールのトップリフトを貼り替える事で得られるメリットは
歩いていて疲れにくくなる
雨の日に履いても滑りにくくなる
靴の型崩れを防ぐ
なにより身だしなみが整う事で気分良くなる
などなど沢山あります。
僅かな時間と費用で快適に靴を履けるようになります。
当店では、トップリフトに使用する材料の質もアスファルトの路面で沢山履いても、磨り減り難い材料を使用しておりますので、かかとの磨り減りでお困りの時はお気軽にご相談下さい。
キャサリンハムネットつま先修理前
靴底で磨り減るのは、かかとの他につま先の部分も磨り減ります。
かかとのようにぱっと見で磨り減っているのが分かりにくいので、ついつい見落としてしまいがちですが、かかとの次に磨り減りやすい部分ですので注意が必要です。
つま先の磨り減りをそのままにしておきますと、アッパーのつま先部分が地面と擦れて穴が空いてしまう事もあります。
それを予防する方法はとっても簡単です。
かかとのトップリフトを修理する時には、つま先も一緒に修理するようにする事です。
キャサリンハムネットつま先修理後
磨り減って薄くなっていたつま先に厚みが戻りました。
つま先修理専用の材料を使用して修理してあります。
磨り減った部分だけに薄く斜めに加工した材料を充てがう方法で修理する事で、元々の靴底の加工を最小限にとどめ、靴に負担がかからないようにします。
ビジネスマンの方は、取引先などで名刺交換される機会が多いと思いますが、名刺交換の時に靴のつま先が目に入った事はありませんか?
その時にしっかりお手入れされている靴は、相手の方に好印象を与えます。
第一印象はインパクトがありますので、普段から足元は定期的にメンテナンスしておくのが大切ですね。
修理実施店舗
店名 ウィンリペア花小金井
住所 東京都小平市花小金井1-8-3 いなげや花小金井駅前店2階
電話番号 042-462-9001
営業時間 10時から20時
休憩時間 13時から14時
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
キャサリンハムネットかかと・つま先修理時間・料金
修理時間 2時間から
修理料金 ¥4577(税抜き)から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
キャサリンハムネットかかと・つま先修理まとめ
ビジネスマンの方々は今も昔も忙しく、靴のメンテナンスまでなかなか時間を取れない方が沢山いらっしゃると思います。
ついつい、メンテナンスを先延ばしにして気がついたら靴底がかなり磨り減ってしまっていたなんて事に。
このまま履きつぶすしかないのか?
でも気に入ってる靴だし出来れば直して履き続けたい。
そんな時は当店にお任せ下さい。磨り減っている部分が靴底だけでしたら、磨り減った部分に同じような素材を補充して靴底を元の高さや形に修理します。
靴底で一番磨り減るのは、かかとの部分ですがつま先も磨り減りやすい箇所です。
かかとのトップリフトを交換する時は、つま先のメンテナンスも一緒にしておかれると安心ですよ。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。