この記事ではクリスチャン・ルブタンの靴底を赤いラバーシートで補強修理する事で、靴底が長持ちして、履きやすくする方法をご紹介します。
クリスチャン・ルブタンの靴はレザーソール(革の靴底)が使われており、足なじみが良く履きやすいのが特徴ですが、レザーソールの靴底は雨の日に弱く、滑りやすいので、履き始める前にラバーシートで補強してから履き始めるのがおすすめ。
それではどのようにクリスチャン・ルブタンの靴底がラバーシートで補強されるのか見て行きましょう。
クリスチャンルブタン靴底修理前
クリスチャン・ルブタンの靴底は髙品質のレザーソールが使われており、靴底も薄い為、履き始めの時から極上の履き心地です。
グットイヤーウェルテッド製法の、ある程度履きならす必要のある靴と違い、履き始めから履き心地の良いのがクリスチャンルブタンの特徴です。
履き心地の良いレザーソールですが、日本国内で履く時は靴底をラバーシートで保護する修理をしてから履くと良いですよ。
その理由は2つあります。
まず一つ目の理由が、日本は雨の多い国であること。
乾いた路面を歩くには問題のないレザーソールの靴底ですが、突然の雨等で濡れた路面を歩くのはおすすめしません。
レザーソールは水分を含むと、とても柔らかくなる特徴があり削れやすくなります。
レザーソールが濡れた場合、乾いている時と比較して耐久性が半分程になるといわれています。
実際22年靴修理に携わってきて雨の日に一回だけ履いただけで、靴底が深刻なダメージを受けた靴を何足も見てきました。
特につま先部分が削れてしまい、アッパーにまでダメージが広がる事があるので注意が必要です。
そして2つ目の理由が日本はアスファルトの路面が大半である事。
アスファルトの路面は滑りにくいので安全な歩行が出来るメリットがあるのですが、靴底には少し負担がかかります。
ヨーロッパの石畳で整備された路面よりも靴底が磨り減りやすい傾向があります。
ラバーの靴底と比較してレザーソールの靴底は磨り減りにあまり強くありませんから、アスファルトの路面とレザーソールの靴底は相性があまり良くありません。
以上、2つの理由からレザーソールの靴をそのまま履くとリスクが高い事を理解してもらえたでしょうか。
ラバーシートで靴底を保護する事で突然の雨で濡れた路面を歩いても靴底にダメージを負う事なく、アスファルトの路面を歩いてもラバー底のようにすり減り難くなりますよ。
クリスチャン・ルブタン靴底修理後
クリスチャン・ルブタンの靴底の特徴である鮮やかな赤の靴底をデザインを損なわないように、赤いラバーシートで補強しました。
使用したラバーシートは、イタリア製のvibramカラーソールです。
色の発色具合がクリスチャン・ルブタンの靴底の色と相性が良いのが特徴です。
色の相性の良さが分かる修理前と修理後の写真がありますので見比べてみてください。
そしてラバーシートの厚さが1mm程と薄いので、補強した後の仕上がり具合が綺麗です。
ラバーシートで補強した後に横から見た撮影した写真です。
靴底の厚さと比較すると、かなり薄いラバーシートであるのが一目瞭然ですね。
クリスチャン・ルブタンの靴底の特徴である赤い靴底を自然な感じで補強したい時には是非vibramのカラーソールで修理してみてはいかがでしょうか。
履き始める前に靴底をラバーシートで補強した修理事例です。こちらも参考にしてください。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://www.blog-winrepair.com/2018/09/04/chanel-2/]
クリスチャンルブタン靴底修理まとめ
クリスチャン・ルブタンのレザーソールの靴底をラバーシートで補強する事で、靴底がすり減り難くなり、そして滑りにくくなります。
赤い靴底が特徴のクリスチャン・ルブタンの靴底ですが、補強する時も同じような色合いの赤いラバーシートを使用して自然な感じに仕上げる事が出来ます。
大切に履きたいお客様、靴底が滑りやすいのが気になるお客様におすすめの修理メニューになります。
修理時間・料金
修理時間 1時間から
修理料金 ¥3000(税抜)から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
修理実施店舗
店名 ウィンリペア神田
住所 東京都千代田区鍛冶町2−11−22
電話番号 03-5296-5377
営業時間 10時から19時
土、日、祝日はお休みを頂いております。
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。