REGALの修理

【リーガル】靴の内側の革が破れた時の修理

リーガルの靴

この記事ではREGALの内側の革が破れ、穴が空いてしまった時の修理方法をご紹介します。

靴の内側が傷んで困っているけれど解決方法が解らず、そのまま履き続けている方に知って欲しい情報をまとめました。

REGALの靴は作りがしっかりしており、修理して永く履き続けられる品質。

適切なメンテナンス方法を知って、良いコンディションで履き続けてみませんか。

【知っておくと便利】靴の内側のメンテナンス方法

靴の外側は、磨いたり、靴底を貼り替えたりして綺麗に出来る事はご存じの方も多いですが、靴の内側が傷んできた時は、どのようにメンテナンス出来るのでしょうか?

靴の内側で傷む箇所は汗を吸収する役割のある中敷き。

そして意外ですが、カカトが触れる部分の革が、擦れて穴が空きやすいですね。

靴の内側の革がカカトと擦れて穴が空いてしまいます。

その原因は主に2つ。

1つ目の原因は、靴のサイズが大きく、靴紐を緩めにして履いていると、歩く度にカカトがヒールカウンターの内側で擦れ、革が薄くなってきて最終的に穴が空いてしまうのです。

きちんと靴紐を締め、フィットさせて履く事は理想ではあるのですが、高温多湿の夏の時期は足の蒸れや締め付け感が気になって、靴紐を緩めにして履く事もあります。

窮屈なのは、満員電車で毎日十分味わっていますから、靴くらいゆったり履きたい気持ちは非常にわかります。

ですが、ゆったりめで靴を履き続ける事で、内側の革を傷めてしまう原因になりますので出来れば靴紐は締めて履いて頂きたいと思います。

そこで、靴紐をしっかり締めて履いても靴の蒸れを気にせず、革靴の窮屈な感じを和らげる方法をご紹介します。

最近は汗をしっかり吸収して臭いを抑え、クッション性のある中敷きが販売されています。

汗をしっかり吸収させる事で靴の中の蒸れを軽減して、歩く時の衝撃をクッションで和らげ革靴独特の窮屈さを軽減する事が出来ますので、靴紐をしっかり締めて履いても不快な感じがなくなります。

高温多湿な日本の気候では、ワイシャツの下に下着を着用するように、靴の中も下着の役割をする中敷きを入れて快適に革靴ライフを送ってみませんか。

2つ目の原因は靴べらを使わずに靴を履いてしまう事。

靴べらを使わずに靴を履く事で、アッパーのカカト部分を形作るために使われている硬い芯材が歪み、歪んだ部分がカカトに当たるようになり、その部分が擦れて穴が空いてしまいます。

一度かかとの形が崩れてしまうと修理して直す事は、かなりの手間と費用がかかりますので、出来る限り靴べらを使用して靴を履いて頂ければと思います。

折りたたみ式の金属製の靴べらもあり、非常にコンパクトですので、鞄の中にしのばせて置くと出先でも困らず便利ですよ。

コンパクトでありながら機能性は十分、そして使っているその姿が、何故かとてもスマートに見えるのです。

靴を大切に扱う姿勢が周囲の人に伝わる事で信頼感もアップするかもしれません。

それではそろそろ実際どのように穴の空いた部分が直るのか見ていきましょう。

【リーガル】内側の革破れ修理前

リーガルかかと内側破れ修理前

靴の内側にカカトが当たる部分はしばらく履かれていると、上の写真のように擦れて穴が空いてくる事があります。

グットイヤーウェルテッド製法の靴は丈夫で長持ちします。

履き続けられる年数も5年、10年と長い為に靴の内側の革も擦れて破けてくる事があるのです。

靴の内側の革が破れてしまったら、修理出来ないのでは?

とお考えになる方もいらっしゃるのですが、大丈夫です、修理して綺麗にする事が出来ます。

革の破れた部分を指で触りながら、僅かな段差がないように下処理します。

下処理は、段差がある部分に革のパッチを当てたり、歪んでしまった革を元の位置に戻したりします。

足に直接触れる部分は僅かな段差でも履き心地に影響がでますので、見えない部分ですが丁寧に作業します。

下処理が終わりましたら、上にカバーする革をミシンで縫い付けます。

補修用の革をミシンで縫い付け 補修用の革縫い付け後

今回は、取り付けた革を織り込んで縫い糸が内側に出ないような仕様で仕上げます。

縫い糸が外に出ない事で脱ぎ履きする時に、糸が擦れて切れてしまう事を予防出来ます。

取り付けた革はヌバックでして、スムースレザーと比較して滑りにくく、歩行する時にカカトをしっかりフィットさせる特徴があります。

かかとがしっかりフィットすると歩行がとても楽になるのですよ。

【リーガル】内側の革破れ修理後

リーガルかかと内側破れ修理後

取り付けた革を折り込んで固定しました。

擦れて穴が空いていた部分がしっかりカバーされ、綺麗ですね。

折り込んだ部分は、革が二重になり、厚くなるのではないかと心配になりますが、革が斜めに薄くすかれている状態で取り付けてありますので、スマートに仕上がります。

履き口の部分はきちんと仕上げないと履きにくくなる部分。

下処理を丁寧に施し、革を折り込む時は履き口のカーブに合わせてラインを崩さないように慎重に作業します。

今回は、靴の内側の革色に合わせてキャメル色の革をセレクトしましたが、他にもグレー、ダークブラウン、ブラック、ベージュ色を取り揃えておりますので、靴の内側の色に合わせて自然な感じで仕上げる事が出来ますよ。

これまで出先で靴を脱いだ時に気になっていた部分が綺麗になり、気分よく靴をお履き頂けるようになりました。

【リーガル】内側の革破れ修理まとめ

修理時間・料金

修理時間 2時間から

修理料金 ¥3980(税込)から

※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。

※修理料金は使用する材料、靴の状態により変わります。

当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。

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東京都に11店舗、埼玉県に6店舗の靴修理店ウィンリペアです。パンプスやビジネスシューズ、スニーカーなど靴底がすり減った時の修理や中敷き交換、サイズ調整を取り扱っているお店です。履きやすくなったあなただけの靴を心を込めてお直しいたします。
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