ウェッジヒールの傷は修理出来るのか?
女性靴のヒールの種類は様々ありますが、その中でも履きやすく安定感のある靴にウェッジヒールタイプの靴があります。
ヒールの横幅を狭い形状でデザインしても、歩行時に横にぶれにくい特徴があります。
その為、靴のデザインがすっきりとしたエレガントなデザインになり、大人の働く女性に人気があります。
履きやすい靴でしっかり仕事に集中しつつも、お洒落は手を抜かない、そんな女性にピッタリの靴です。
大人っぽいデザインにする為に、ヒール周りに使用されてる素材も天然の革が使われておりますが、一つ困った事があります。
それは、傷が付きやすい事。
特に突然の雨などで濡れてしまいますと、革が柔らかくなり、余計に傷が付きやすくなります。
ですが、お仕事を頑張っていればヒールに傷くらい付くことは当たり前。
傷が付いてしまっても、しっかり修理で目立たなく出来ますのでご安心下さい。
ウェッジヒール傷補修前
ヒールに一番傷が付きやすい、かかとの一番下に付いてるゴムと境目の部分がダメージをうけています。
ヒール本体の白い色が見えて傷の部分が余計に目立ってしまいます。
周りの傷が付いていない所と同じような色で着色しても目立たなくする事は出来ますが、でこぼこした感じはそのまま残ります。
そこで今回は傷がついた部分に革を補充して傷を目立たなくする方法で修理します。
ウェッジヒール傷の部分に革補充
傷が付いた部分に、革を何層にも重ねてからスライスした木目調のような革を貼り付けます。
革の重なり合ったラインを合わせて、仕上がった時に自然に見えるようにします。
貼り付けた革の余分な部分は、取り除き、紙ヤスリで表面を整えます。
ウェッジヒール傷補修後
ヒールにあった傷を革でカバーして目立たない状態にしました。
今回は、傷の付いた部分だけ、革をあてて補修しましたが、ヒールに巻いてある革を巻き替える事も出来ます。
ヒールと同じような色の靴クリームで磨き込んだ後は、傷は殆ど目立たなくなりました。
靴クリームでヒール部分の革に栄養を補充する事で
雨水が染みこみにくくなる
汚れがつきにくくなる
等のメリットがあります。
革製品全般に共通する事なのですが、革が乾燥してカサカサになってきますと、とにかく傷が目立ちやすくなります。
そこで、靴クリームや、鞄用のクリームを塗る事で革に栄養分が行き渡り、革本来の質感が蘇ります。
ヒールの傷が綺麗に直ると気分良く靴をお履き頂けます。
ヒールに傷がついてお悩みの時は、お気軽にご相談下さいませ。
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
ウェッジヒールの傷補修まとめ
修理内容 ウェッジヒール傷補修・かかとゴム交換
修理時間 3日から
修理料金 ¥4620(税込)から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。