この記事ではエコーの靴底が劣化して割れてきたり、ポロポロと靴底が崩れてきた場合の修理方法をご紹介します。
エコーの靴3つの特徴
最近は靴底に様々な素材が使われるようになり、履き心地に優れた靴が様々なブランドから販売されております。
その中でもエコーの靴は軽く、滑りにくく、屈曲性に優れているのが特徴。
その優れた特徴はエコーの靴の製法と靴底に採用されている素材に秘密があります。
エコーの靴はなぜ軽いのか?
それはダイレクトインジェクション製法で靴底が取り付けられている事です。
木型に入れたアッパーを、ポリウレタンを流し込んだ金型に入れて圧着する方法です。
それにより様々なパーツを使う事なく靴底が出来上がるので軽い靴に仕上がります。
エコーの靴は滑りにくい
靴底には様々な素材がありますが、滑りにくい素材といえばポリウレタンです。
エコーの靴底に採用されている素材の一つです。
ポリウレタンの底材はプロフェッショナル用途の靴にも採用され、その性能の良さは実証済みです。
エコーの靴は屈曲性に優れている
エコーの靴は足の動きを考えて作られており、屈曲性に優れております。
それは一体成形の靴底がアッパーに直に圧着によって取り付けられている事に理由があります。
靴底が糸で縫われて取り付けてあるのではなく、圧着のみで取り付けられているのがポイント。
昔ながらの靴の製法は靴底を縫って取り付けているために、靴の屈曲性がどうしても固い履き心地になります。
履きこんで履きやすくなるまでに結構期間がかかるのは昔ながらの製法で作られた革靴を履いた事がある方は理解されていると思いますが、エコーの靴底は縫われていないので、履いたその日から柔らかい履き心地を体験する事が出来ます。
屈曲性に優れながらも歩き癖で靴底が変形する事なく、バランスの取れた状態が維持されているのもエコーの靴の特徴です。
靴底が変形しないのはアッパーが型崩れしない事にもつながり、良いコンディションで靴を履き続ける事ができます。
これはポリウレタンの一体成形の靴底だからこそ得られるメリットではないでしょうか。
エコーの靴底はどうやって直すのか
ユーザーにとって嬉しいメリットのあるエコーの靴も年数が経つとポリウレタンの性質上、加水分解をおこしてしまいます。
靴底がパックリ割れてきたり、ポロポロと崩れてきたりする症状が加水分解です。
靴底が駄目になっても上質な革で作られているアッパーは靴底さえ貼り替える事で履けるようになります。
それではエコーの靴底交換の修理前と修理後をご案内します。
エコー靴底交換前
かかとの部分が劣化して剥がれてきています。
症状が出ているのはかかとだけですが、いずれ靴底も同じような状態になりますので靴底を全交換します。
エコーの修理をしていて感じるのがアッパーが本当に綺麗な事。
お手入れの仕方にもよると思いますがひび割れたアッパーを見たことがありません。
それだけ上質な革を使用している靴の証ですね。
エコー靴底交換後
前の靴底を綺麗に剥がして、軽量でクッション性のあるスポンジで靴底を作り取り付けました。
エコーの靴は履きやすいので外反母趾でお困りのお客様がお履きになっている事が多いです。
外反母趾でお悩みの方は靴が自分の足に馴染んでくるまでが大変。
靴を新しく購入してもまた履きならすまで大変な思いをしなければなりません。
自分の足に馴染んだ靴は出来ることなら修理して履き続けたいですね。
これでこれからも履きやすい靴で気持ちよく過ごせます。
この度、ご利用くださいましたお客様誠の有難うございます。
エコー靴底全交換修理まとめ
エコーの靴は軽く、滑りにくく、とても履きやすい靴です。
靴底が駄目になっても靴底を全交換する事で自分の足に合った履きやすい靴を履き続けられるようになります。
修理内容 | 靴底全交換 |
修理期間 | 30日間から |
修理金額 | お見積もり |
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。