新学期、新入学シーズンこの季節はなぜか気分も新たになり清々しい気分になります。
店頭で修理する靴も新しく購入した靴の事前メンテナンスの依頼が多くなります。
本日はリーガルのUチップ・スクエアトゥーの靴底補強をご案内します。
【履き始める前に出来るメンテナンス】リーガル靴底補強
アッパーの色のベースは透明感のある茶色に少し濃いめの茶色でシャドウ仕上げしてあるお洒落な靴です。
シャドウ仕上げしてある靴は靴の立体感が際立ち、良い感じです。
茶色の靴は靴磨きして自分好みに味付けしていくのが以前の方法でした。
なかなか難しく上手に出来なくて四苦八苦した思いがあります。
購入したときからシャドウ仕上げで味付けがしてあるとスーツに合わせた時に靴だけ自己主張する事なく合わせやすいです。
お洒落な靴を長持ちさせるために靴底を補強する方法をご案内します。
リーガル靴底補強前
靴のスタイルもエレガントなデザイン。
エレガントなデザインにするために靴の製法はマッケイ製法で作られております。
マッケイ製法の特徴は歩いた時の靴の返りがよく、柔らかく履きやすい事です。
マッケイ製法は靴底とアッパーを縫い合わせて作られており、靴底を見ると縫ってあるステッチを確認する事が出来ます。
靴底を縫ってあるステッチがとても重要でして、ステッチが切れてしまうと靴底とアッパーが剥がれてしまう原因になります。
そこでステッチが地面と擦れて切れてしまうのを予防する目的でラバーのシートで補強します。
リーガル靴底補強後
靴底の前側にvibramのラバーソールを貼ってステッチを保護しました。
vibramのラバーシートには滑り止め加工してありますので濡れた路面でも滑りにくい仕様です。
お貼りしたvibramのラバーシートが薄くなってきましたら、剥がして交換する事ができます。
元々の靴底を消耗させる事がありませんので快適に履き続けられます。
営業職の方など沢山歩かれる方におすすめの修理メニューの一つです。
茶色の靴のメンテナンス方法(スムースレザー編)
茶色の靴は靴磨きがほんの少し難しいイメージがあります。
そこで毎回靴磨きをお店に依頼するのも費用がかかって大変ですよね。
そこで普段簡単にお手入れできる方法をご紹介します。
無色の靴クリームの活用方法
用意するのは無色の靴クリーム。
用意したクリームを靴を履き出す前に薄く塗って下さい。
ポイントは薄く塗る事ですが、厚く塗ってしまうとくもりが出てしまいますので注意してくださいね。
クリームを塗る事で靴に保護膜のようなものを作る事になり、どこかにこすった時に出来る黒いラインが付きにくくなります。
また汚れが落としやすくなる効果も。
糊付けしたワイシャツの襟の汚れが落としやすいのと同じ原理です。
普段は無色のクリームでお手入れしてたまに靴磨き屋さんで本格的に磨いてもらうのが良いかと思います。
店長おすすめの靴クリームはこれ
最近は扱いやすいクリームが市販されておりますので一度お試しください。
曳舟店店長のおすすめはコロニル1909シリーズのカラーレスです。
靴だけでなくバックやレザーウェアーにも使用できますので無駄なくお使い頂けます。
リーガルUチップ靴底修理の修理時間と料金
修理内容 vibramラバーソール
修理時間 1時間から
修理料金 ¥3,300(税込)から
※修理時間は店頭の混雑状況により変わります。
※修理金額は使用する材料、靴の状態により変わります。
当ブログ掲載の修理はウィンリペア全店で承っておりますので、お近くの店舗までお気軽にお問い合わせ下さいませ。
リーガルUチップ靴底修理内容まとめ
リーガルの靴はメンテナンスを適切にする事で長い期間お履き頂ける品質の靴です。
どうしても消耗してしまう靴底を今回ご紹介した方法で保護する事で、靴底が痛んでしまう事を予防し、靴を良いコンディションで長持ちさせる事が出来ますので、是非参考にしていただければと思います。
かかと修理、靴底修理、中敷交換など様々な修理をお取り扱いしております。